いきなりぶっこんですいません。
今回はいつもと少し変わったテイストで書いていきたいと思います。
っというのも、最近私の周りの元同僚や後輩、友人(すべて不動産業界)が退職を考えている人が多いと感じましたので、
実際、退職した身である私が不動産会社を辞めるメリット、デメリットを解説していこうと思います。
不動産業界は3年働いたら辞めてもOK?
結論はそういうことです。
あくまで私個人の見解なので賛否老両論あるかとは思いますが、大手であろうと中小であろうと3年も働けばとっとと辞めていいと思います。
しかし、誤解を生みたくないので先に申し上げておくと、辞めてもOKな人はしっかりとその会社で「成績が出せた人」はという前提で見ていただけると幸いです。
これを聞くと「なんだ~」って思う人もいるかもしれませんが、こんなのは当たり前のことで、結果も持てずに退職するなんてそもそもその環境が嫌だからやめる。いわば逃げたのと同じですよね。
私が言いたいのは、「不動産業界である程度の成績が出せたなら、自分で稼いでいく能力はある程度ついてますよ」ということ。
意外と自分では気づいていない人が多くて、結構なんとかなったりします。
では、なぜそう言えるかを解説していきますね。
不動産業界で成果が出せたなら、もう一人前
考えてみて下しさい。
20前半で新卒いきなり不動産を売れといわれて、何千万、何億というものを売るわけです。
普通の20代に同じことをしている人がどれだけいますか?
ガソリンスタンドの社員ですら無料のガソリンのクレジットカードを売るのにひーひー言ってます。
この記事を見ている人は不動産に携わる人が前提でお話しますが、僕らって周りと基準が違うことをまずはおさえておきましょう。
よくよく考えたら結構すごいことだったよなって思うのは、逆に私が投資するほうで、20前半の営業マンが飛び込み訪問で「アパート買いませんか!」って言ってきても
自分の孫や息子じゃない限り相手にしないだろうなと思うわけです。
そのような環境で仕事をして、実際に結果を出してきた人たちってもう「自分で稼ぐ能力は備わっている」と感じるのです。
じゃあ、なんで多くの人は辞めないかというと、やはり守られていたいといったところでしょうか。
結局この話をすると、会社を辞めずにい続ける人達への批判っぽくなってしまうのでやめておきますが、
たしかに言えることは会社を辞めてメリットだけがあるわけではないので、どのような弊害があったかも説明しておきます。
不動産会社を辞めたらだれも相手をしてくれなくなる??
これは大きなデメリットの一つです。
私の場合、業界最大手と言われるところに勤めていたので、名刺の力が半端なかったです。
名刺を出すだけで会えない人に会えたりします。
銀行にいっても支店長が出てきますし、不動産屋にいっても代表が出てきます。
税理士も味方になってくれましたね。
何が言いたいかというと、上記のような外部組織からの紹介が受けれたということ。
しかし、会社の名刺を失ったらそのうちの何名かは消えます笑
つまり、私自身がその会社に属しているから相手をしてくれていたという事実が発覚したのです。
そこは私の人間力の至らなかった点だなーと反省しているのですが、、。
もし、本当に退職して、自分で稼ぐと考えているのであれば、
本当に自分自身を好きで接してくれている人がどれだけいるか考えてみてください。
不動産業界を辞めてもそれなりの生活はできる
ここは正直言いきれないところがあります。
というのも、不動産って目の前のお客さんを必ず月内に契約できる保証ってどこにもないんですよね。
しかもそこに融資業務もあれば、競合と競ったりすることだってあります。
収益化のポイントが分かりづらいことが多いです。
ただ、辞めたあとのメリットとしては、自社の商品だけしか売れないわけではなくなることです。
別に建物だけを売る必要はなく、土地でも、工事でもなんでもいいわけです。
私の場合は付き合いのあった工務店や不動産と業務委託契約を結び、建物の売買から竣工までの一連の流れのどこの部分にも介入できるよう体勢を整えました。
その結果、土地の売買であろうが、造成であろうが解体であろうが、成約になることでマージンが派生する仕組みを確立できました。
そうすることで収益化の範囲が増えますので、安定性が向上したのです。
まとめ
不動産業界は近年の不正融資の問題や詐欺も横行しているだけでなく、コロナ禍という現状で木や鉄の値段が高騰しています。
これは不動産投資をするにあたってデメリットでもあり、大手企業は頭を抱えています。
またお金の話をすると、だいたい大手企業のインセンティブは契約金額の粗利の1%前後~なので
原価率が70%と仮定すると1億で30万のインセンティブ。
しかし、独立した場合、1億の仲介手数料は300万+6万(税抜き)。あわよくば両手で600万。
わざわざ不動産屋を開くのがめんどくさい方は、不動産屋を開かなくてもブローカーとして生きる道もあるわけです。
ここで仲介手数料の半分の契約でも150~300万。
同じ労力でもこんなに取り分が違います。
自分で稼げるコミュニティを確保しているという自負がある方はぜひチャレンジすべきだと思います。